リフォームの外壁材としてよく利用される製品で
「サイディング」があります。
リフォームでサイディングというと、
「重ね張り」を差します。
新築同様の美しい仕上がりになり、耐用年数の長さなどメリットが多くあります。
デザインが豊富で美しい意匠性。
レンガ調なども可能で、格式高くあたたかみのある仕上がりにもなります。
紫外線、雨、汚れに強く、長期にわたり塗り替え、張り替えが不要です。
サイディングの素材
「サイディング」の素材も様々あり、
金属系、窯業系、木質系、樹脂系などありますが
この中でも人気なのは金属系、窯業系です。
この写真はレンガに見えますが、
「レンガ調の金属サイディング」なんですよ。
外壁メンテナンスの際に、サイディングを仕様する際は、
「重量」に注意したほうが良いでしょう。
金属系と窯業系、見た目はそんなに変わりはありませんが、
重さは金属系の方が軽いです。
重ね張りの場合は、既存の壁の上に設置するため、
重量が重いと建物への負担が掛かります。
既存の壁の状態によってどういうメンテナンスにするか検討しましょう。
外壁メンテナンスの生涯コスト
また、塗装を繰り返すよりも、重ね張りでメンテナンスしたほうが
「生涯コスト」的にお得になる場合もあります。
下の表の左側は
外壁塗装の種類と生涯コスト。
右側は、重ね張り(金属サイディング)の生涯コストです。
例えば、ウレタンでの外壁塗装は、
1回の金額が90万と比較的お手頃です。
しかし、耐用年数が5~7年と短く、
何回か塗装を繰り返さなければなりません。
一方、重ね張りの1回の金額は200万とお値段が張りますが、
その後、メンテナンスは塗装の傷み等が気になる20年後頃に
1回すれば問題なし!
よって、40年間の間で掛かる外壁のメンテナンス費用は
塗装を何度も繰り返すよりも、重ね張りで根本を直したほうが
オトクに済むということなのです。
お住まいの状況やライフプランによっても変わりますが、
「外壁塗装!」と決めつけずに、
「外壁のメンテナンス・お手入れ」と
広い視野を持って調べると、良い方法が見つかりますよ。