これ本当に金属屋根?瓦じゃない?
金属屋根は金属素材特有の質感があり、
お客様からも機械的に見えてしまうのでは?
というご質問を頂く事があります。
カナメの金属屋根は表面をマット調にすることにより、
瓦のようないぶし銀の質感を表現することができます。
まるで本物の瓦のような意匠性で、地上から屋根を見ても
金属素材の違和感はありません。
金属は超軽量なので、瓦のデメリットである重量を解決し、
デザインは和の雰囲気のままを可能とします。
左側が、ガルバリウム鋼板といって、住宅によく使われる
金属屋根素材です。
右側はチタン素材を使用し、超高耐久なので、社寺などで
よく使われます。
パット見ただけでは金属の質感は感じないどころか
金属って気づかなかった~と言われる方も多いんですよ~
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社寺建築によく使われる銅板屋根
銅板は金属の中でも特に柔らかい素材。
社寺建築では曲線を活かした形状が多い為、
意匠性を最大限に発揮できる銅板がよく使われます。
施工時は黄金色に輝く銅板も数ヶ月経つと色味が茶色におちついてきて
月日が経つことに風合いが増してきます。
棟部分や鬼など複雑な形状でも金属で再現することが可能です。
大型建築にも最適な金属屋根
大型建築では屋根のデザイン性が外観のほとんどを占めるため、
個性的な屋根が多くなります。形状・色・金属の素材など
自由なアレンジが効く金属屋根だからこそ
デザイン性を重視する建物や公共施設で採用されているのです。
更に安全性が求められる大型建築だからメンテナンスが必要なく、
耐久性が高い金属屋根が最適なんですね。
街中を見てみると、金属の屋根はとても多いことに気づかされます。
今まで瓦だと思っていたけど本当は金属かもしれません。
「この屋根は何でできているのだろう?」と
散歩などの際注目しながら歩くのも新たな発見になるかもしれませんね。