住まいの防災に関する意識調査
あなたの身に起こりうると感じる災害は何ですか?
「地震」「台風」「水害」など、住んでいる地域によって変わってくるでしょう。
2016年は「地震」「台風」の被害が特に多かったように感じます。
台風では上陸数が6件とここ10年で最も多く、秋頃にかけて野菜が大打撃を受け、
スーパーでは品数も少なく、またびっくりするような値段で売られていました。
地震ですと、熊本地震、鳥取地震、福島県沖地震。
東日本大震災の余震とは言われますが、5年以上も経っていても
「余震」が続いているのですね。
防災の意識はどのくらい?
自宅の防災に対する意識調査で、
≪自宅の建物の耐震性≫については、
・「十分だと思う」が27.9%、
・「十分ではないと思う」が45.5%、
・「把握していない」が26.7%
という結果があります。
約半数の方が充分と感じていないようです。
また、把握していない方も約3割いるということは、
耐震性に不安は感じていても何が正解かはわからない、
どうしたらよいのかわからない…
と思っている方もいるのではと考えられます。
出典:(財)消防科学総合センター
耐震性を高める方法
建物の耐震性を高めるには様々な対策があります。
・基礎の補強
・壁の補強
・屋根の軽量化
基礎の補強や壁の補強は比較的大規模な工事となるため、
仮住まいをしなければならない場合もあり、金額も高めです。
中でも一番手軽に行えるのが屋根の軽量化です。
瓦屋根から軽量な金属屋根に葺き替えることで、耐震性をアップできます。
屋根が重いと振り子現象で揺れが大きくなります。
屋根が軽いと揺れ幅は小さくて済み、駆体への影響も小さくなります。
<屋根の重さで被害が変わる 動画はこちら>
重さは瓦屋根と金属屋根では約10倍も違います。
たとえると、4tトラックと大型バイク2台分くらいの違いです。
また、瓦は土や漆喰で固定しているのに対し、金属屋根はビスでしっかり固定します。
地震では瓦の土や漆喰が崩れやすいのですが、金属屋根はずれたりしないので揺れに対しても安心です。
ビスで穴はあきますが、もちろん雨は入ってこない仕組みになっており雨漏りしないので安心してください!
どうやって対策を始める?
まずは、今お住まいの家が「いつ建てられたか」「木造かどうか」「傷みはないか」などを
検討してからでも遅くはありません。
家の耐震診断・改修を検討する際、各自治体から補助金が出ることもありますので
お住まいの役所へお尋ね頂くと良いですよ。
参照:(株)テクノプロ・コンストラクション「防災意識に関する調査」
https://www.technopro-construction.com/shared/pdf/ishikichosa160905.pdf