屋根の耐火性能
2016年末、新潟県糸魚川市の住宅街中心部で火災が発生し、
強風により大規模な延焼となり多くの家屋に被害がでました。
そんな中焼け野原の中にほぼ無傷の家がありました。屋根と外壁が金属性の素材だったそうです。施主の方は、平成19年の中越沖地震を目の当たりにして
災害に強い家を意識して建てたそうです。
金属屋根は不燃材料のため火に強く、軽量の為地震にも大変強い屋根材です。
また、仕上がりは瓦のような隙間をつくらないため、火の粉が中に入り込む心配もありません。
屋根30分耐火試験
カナメの金属屋根は建材試験センターにて耐火試験を受けております。
屋根を通常の施工で葺き上げた試験体を
炉の上にセットします。
屋根裏に見立てた中の空間を
30分燃焼します。
炉の中は側面から強い炎が
連続で吹き出しています。
屋根裏が焼け落ちた試験体の
表面部分が燃焼により
ゆがんでいないか確認します。
30分の火災でも屋根形状を維持し、消火活動などに耐えられる強度が
あることが証明されています。
発泡スチロールのような断熱材入りの屋根材でも
『30分の耐火認定』を取得しております。
火に強い家ということは家族を災害時に守れる家ということ。
リフォームという家にとって数回しか訪れないタイミングで
是非家の強度を見直してみましょう。