歴史と思い出を保管する蔵
屋根のお仕事をさせて頂いておりますと、
いろいろな建物の屋根を工事することがあり、
お住まいの母屋の他に蔵を施工させて頂く機会が多くあります。
主に農家様や敷地が大きなローカル地域のお客様の家には倉庫や保管庫の役割として、蔵があることが多いです。
蔵の中には長い間大切に保管されている物が
多いので、雨漏りしてしまうと大変!
雨漏りしてからのリフォームではなく、
屋根が傷んできているようなら早めにメンテナンスすることが必要です。
蔵は地域性と歴史を感じるものが多く、施工当時の様子がうかがえる建物です。
壁は防火の為に木ではなく土が使われる事が多かったようです。
喜多方の蔵を見てみると、地面から1メートルくらいが石の腰壁になっています。
雪が多いため、積雪で壁が傷みにくいように工夫されているそうです。
また、栃木県宇都宮市大谷のお客様の蔵はこの地域の特産の大谷石が使われています。
大谷石は耐久性・蓄熱性が高い素材で、独特のぬくもりと温かみがあります。
蔵の屋根には耐久性が高い瓦屋根が使用されることが多かったようです。
瓦は年数が経つと台風や地震などでズレや割れが発生し、
そこから雨漏りするケースもあります。
耐久年数が長い蔵だからこそしっかりとしたメンテナンスや、お手入れがいらない建物にすることが大切です。
カナメでは蔵のお手入れとして軽量で高耐久な金属屋根をお勧めしています。
施工させていただくお客様は瓦のデザインそのままに、
軽量化が可能な屋根のカナメルーフが人気です。
写真は27年前に施工させて頂いたお客様の蔵です。
外壁は傷んできていますが屋根は
全く問題ありません。
壁のお手入れをすればまだまだ活躍できる
立派な蔵です。
もし蔵が家にあるという方は、これを機会にぜひ屋根を点検してみましょう。
専門家の点検がご希望でしたら無料でやらせて頂きますのでお気軽にご相談下さい。