板金大会(ばんきんたいかい)を肌で体感!

今回は「板金大会(正式名称:全国建築板金業者大会)」をご紹介致します。

 

金属屋根も工事職人を「板金職人(ばんきんしょくにん)」と言います。

 

屋根と一口に言っても「瓦屋根」「スレート屋根」「洋風瓦屋根」などさまざまあり、

金属屋根は特に繊細な技術を求められる屋根の1つです。

 

その板金技術の向上、業界全体の問題の共有、社会貢献などの共有をはかる目的で

全国には板金協会という団体があります。

 

その団体が年に1度、全国の会員が集まるのが板金大会

(正式名称:全国建築板金業者大会)です。

主催は全日本板金工業組合連合会です。

 

開催場所は毎年、各都道府県で持ち回りで実施され

2017年は茨城県で5月17日・18日の2日間実施されました。

 

 

 

カナメ本社が栃木県宇都宮で隣の茨城での開催ということもあり、視察に行って参りました!!

まずは会場の外では板金関係の業者様がブースを出展し、製品やサービスの案内をしています。

 

 

 

11時からは体育館で約3000人を収容し、決起大会が行われます。

ステージには建築板金業振興議員連盟の石破茂会長の姿も!

カナメも賛助会員としてステージに弊社の社長吉原が登壇致しました。

 

 

 

各県毎の決起大会のようなかけ声が始まります。

全国から各県毎に組合員様が集まり、

県毎に代表の大きなかけ声と共に、

おーーーーー!

と元気よく拳を上げて声を出します。

多い県だと200人を超える組合員様で来ている所も。

迫力ある場を体感することができました。

 

 

 

会場ロビーでは

技能競技の作品が紹介されています。

板金の「切る」「折る」「叩く」「繋ぐ」技術の正確さを競うもので、

課題の図面を元に制限時間内に加工を行います。

 

 

道具は全て指定の物で、職人の「腕」のみが出来映えの差となります。

 

お題は水差しとランプでした。

職人にとっては

・細かい作業

・曲面加工

・複雑な形状

と、金属屋根の施工において最も難しい技術を全て盛り込まねば実現出来ない

高難易度のお題です。

 

その他にも

各地域のTOP技能者の加工作品なども展示されており、

職人同士の腕の見せ合い、切磋琢磨の場となっております。

 

 

この様な試みで常に腕を磨き、

江戸時代から始まる金属屋根の伝統技法を継承するだけでなく、

今も現在進行形で金属屋根の板金技術は進化しております。

 

 

今回は弊社の技術部と一緒に視察を行いましたが、

長年施工に携わっていても、こんな技術力信じられない!と感動していました。

 

「またまだカナメも上を目指し続けなければならない!」

 

とみんな気を引き締め、気持ちを新たにすることが出来ました。

これからもより一層お客様の施工に魂を込めて参ります!