台風発生件数と屋根・雨樋の備え

2016年は台風の影響を感じた年でした。

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2016年11月現在、今年の台風上陸件数は6件。

昨年と一昨年は4件、2013年・2012年は2件と2004年の10件を境に

比較的に落ち着いていたのですが、例年と比較すると多いですね。

上陸した月で見てみると、8月に4件、9月に2件。

年々、巨大化し勢力を増しているようにも思えます。

 

台風で気をつけたいのは物の飛散や雨漏りへの対策。

特にトタン屋根が剥がれたり、飛ばされたりという映像はよく目にすると思います。

 

【トタン屋根の場合】 

屋根が新しい状態であれば、問題ないのですが

経年劣化していたり、板金・釘が浮いていると

屋根の下地とトタン屋根の固定が弱くなり、

強風に耐えられず剥がれてしまうこともあります。

 

風でトタン屋根が剥がれてしまった様子。このまま雨が降ったら大変!

風でトタン屋根が剥がれてしまった様子。このまま雨が降ったら大変!

 

【瓦屋根の場合】

瓦屋根なら重さもあるし、飛ばされる心配はない…という油断は禁物です。

やはり気が付かないうちに劣化している可能性もあります。

瓦をつないでいる漆喰が剥がれていたり、

瓦が割れたりしていると、そこから屋根下地に直接水が入り込んでしまい、

軟弱になったり雨漏りしてしまう危険があります。

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漆喰が剥がれ落ちたり、瓦が割れている状態。ここから雨水が浸入してしまいます。

 

 

【雨樋の場合】

雨樋は、特に落ち葉の季節も気をつけなければいけませんが、

知らず知らずに葉っぱやゴミが飛散して溜まってしまっている

場合もあります。

 

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知らず知らずのうちに雨樋に溜まった落ち葉やゴミ、砂。これが雨の下へ流す障害となります。

 

 

そうすると、雨が流れる道がふさがれてしまい

雨樋から雨が溢れてしまうなんてこともあります。

雨樋の破損、周辺部位(軒先・軒天)の腐食にも繋がります。

 

 

軒天、雨樋の接合部が傷んでしまっています。

軒天、雨樋の接合部が傷んでしまっています。

 

 

屋根の上は普段見えない場所だから、「そのうち直せば良い」では

被害が出てしまいます。

 

自然災害はいつ起こるかわからないもの。

気が付いた時にすぐ対処しましょう。

専門家に相談すれば、部分的な補修で済むか、全面的に修理・葺き替えが必要か

しっかり判断致します!

早めの対策、被害ゼロへ!!