屋根のアスベストを安価に解決、封印工法
屋根リフォーム時のアスベスト対策
屋根の修理・リフォームの際に、古いタイプのスレート屋根では、屋根のアスベスト問題が関係する場合があります。
今では肺がん(中皮腫)を引き起こすアスベストは使用が禁止されていますが、実はその危険性が発覚したのは最近で、日本でアスベストが全面禁止されたのは2008年の事です。
アスベストと、屋根の関係はこちらで紹介しています。
このアスベストを含んでいた屋根材は修理・リフォーム時に注意が必要です。
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【問題点】
1.塗装では
事前の高圧洗浄で、汚れと一緒に屋根材の表面をミクロンレベルで削ってしまい、アスベストを露出・飛散させてしまう。
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2.補修工事では
屋根材を切ったり、補修部品を取り付ける際のビス打ち込みで、アスベスト粉じんを飛散させてしまいます。
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3.古い屋根材の撤去
一番確実な方法ですが、住みながらの工事ですので、飛散防止処理が大掛かりになり、撤去費よりも飛散防止対策費の方が高額になるケースも。
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今の住まいを建て替える際には、飛散防止も行いやすいため、「 3の撤去 」が確実ですが、
リフォームや屋根修理の際に手軽に安全に出来る工事として、
カナメでは「 封印工法(ふういんこうほう) 」というオリジナルの工事をご提案しています。
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封印工法
カナメでは屋根の専門企業として、
いち早く屋根のアスベスト問題に取り組み、今から約10年前に「封印工法」という
屋根のアスベスト問題を、手軽に解決する工法を開発しました。
封印工法は従来の古い屋根の上に新しい屋根を被せる「カバー工法」をアスベスト対策用に発展させ開発した工事方法です。
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通常のカバー工法では新しい屋根を被せるにあたり、古い屋根の端部を切断するケースがありました。
封印工法では古い屋根を切断せずに、端部も含めて、新しい屋根と専用パーツで、古い屋根をすっぽりと覆ってしまいます。(若干、屋根のサイズが大きくなる場合があります)
アスベストを含んでいた古い屋根が露出しませんので、屋根材の雨風による風化でのアスベスト飛散がありません。
また、新しい屋根を被せる前に、古い屋根の上に「粘着性の防水シート」敷き詰めますので、すでに風化している古い屋根のアスベスト粉じんも閉じ込めてしまいます。
さらに従来のカバー工法では新しい屋根を固定するために、古い屋根にビスを打ち込みむため工事中にその粉じんもでていましたが、封印工法では粘着性の防水シートでビスを打ち込む際の粉じんも抑えることが出来ます。
この様に古い屋根の露出面をなくし、新しい屋根の中に完全に封印してしまします。
新しい金属屋根は耐用年数が30年以上ですので、住宅の場合ですと、次の建て替えまで屋根の色褪せのなどの補修は必要なく、屋根のアスベスト問題を解決でできます。