金属屋根材の保証の種類
製品を購入したり、
サービスに申し込み際に、安心の目安に「保証」があります。
金属屋根のリフォームでも、色々な保証があります。
ただし、いくつかの種類があり、
似ているようで内容は違います。
今回は金属屋根の「保証」の種類の解説と、
注意点をご紹介させていただきます。
穴あき保証
腐食(サビ)によって、屋根材(鋼板)に穴があかないこと保証すること。
鋼板の種類により異なりますが、保証がついている製品は10~25年が保証期間です。
【ポイント】
保証期間が切れたからすぐにサビが発生するようなことはありません。
また、適用条件で保証が申請できない場合でも、塩害の強い地域や
施工業者がマニュアルを守っていない場合などを除き、20年以上はご安心いただけます。
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※30年以上経過した建物(蔵)で、外壁などは傷みが出ていますが
金属屋根は全体的に色がやや薄くなってしまいましたが、
サビや穴などは一切発生しておりません。
塗膜保証
日射(紫外線など)、太陽熱、雨水などによる「色あせ」を保証する期間のこと。
全く、色あせない訳ではなく、各鋼板メーカーの基準値を超えた色あせが起きないことですが、
保証製品では、見た目で明らかに色あせている状態は、まず発生することがありません。
雨漏り保証(施工保証)
これは鋼板メーカーではなく、屋根製品メーカーやリフォーム会社が設定するものです。
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この保証は穴なき保証や、塗膜保証に比べ、適用条件が厳しいものとなります。
これは新築時とは異なり、リフォームの場合には屋根以外の建物の状態が様々であったり、
過去の塗り替え工事などで、新築時の図面の仕様と、屋根の状態が変わってしまっているケースなど、
屋根材メーカーが実証した試験値が通用しない場合があるからです。
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そのため、保証に関しては別途の費用が設定されている会社や
高性能製品でのみ施工保証の対象となる場合が一般的です。
ただし、かりに施工保証が難しい場合でも工事後の雨漏りやトラブルは、
メーカーや施工業者にとって、信用問題になりますので
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極端に値段が安い業者や
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実績がない業者、
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でない限り、万が一のトラブルでもきちんと対応してくれますので
ご安心ください。
もちろん施工ミスによる雨漏りの修理で、お客様に費用がかかることはありません。
保証の申請はユーザーが
また、すべての保証に共通で気をつけねばならないことは、
基本的に保証は「ユーザーから申請をしなければ発行されない」ことです。
これは保証発行にあたり、
メーカーが定める工事方法が守られているか?
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建物の状態や立地条件(潮風の影響のある海からの距離など)が適用対象か?
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などを確認しなければならないからです。
実際の申請はユーザーに代行して業者が行いますが、
内容確認や押印などは、ユーザーも作業が必要です。
保証書の注意点
保証対象の製品の場合には
忘れずに、施工業者に「保証の申請をしてください」と声がけをしましょう。
また、見積もり時に複数の製品で比較検討をした場合、
情報が混ざってしまい、
最終的に選んだ製品が「保証のない」製品だった・・・
なんてことにもならないように、
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見積もりを変更した際、
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契約を行う際、
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工事が完了した際
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は、つど「保証」のことを、
念には念を入れて確認していきましょう。
保証書申請の流れ(塗膜保証の場合)
① 工事完了後に鋼板メーカーに申請。
施工業者が申請を行いますが、お客様からの申請の意思表示が必要ですので、
「申請をしてください。」とお伝えください。
② 鋼板メーカーが、申請された書類のチェックを行います。
工事の規模や、住所(海や温泉地など塩害がないか)
およそ1~2ヶ月
③ 保証書の発行
工事の関連書類と一緒に、大切に保管してください。