太陽光発電設置のよくあるトラブル
太陽光発電の設置によって起こるトラブルはいくつかあります。
どれも設置してみて気づいたり、
思っても見なかった事ばかり。
施主側で設置後の想定は難しい内容ばかりなので、設置する業者がどこまでシミュレーション
できるかになります。
その為には経験と実績がとても大切。
太陽光発電は正直勃興したサービスですので、
多くの業者が異業種から参入してきました。
そして、補助金などが打ち切られて市場が縮小すると、
太陽光発電から撤退する会社もあり、
いざトラブルが起きたときに相談しようとしたら
出来なかった。という問題もあります。
まずはどうゆうトラブルが想定されるのか認識すること、
そして業者選びも信頼できて、潰れることが心配ない
組織力がある会社に相談することが大切になります。
では、どのようなトラブルが起きやすいのか、
良く聞くお話をご紹介しましょう。
■提案された時の発電シミュレーションとはかけ離れている
太陽光発電の発電量は、確かに天候に左右されますが、
年間を通して見た場合、極端にシミュレーションと
差が出るようなことはほとんどありません。
業者の知識が浅く、計算式が古い年度のままであったり、
よくみえるような 数値に操作している場合もあります。
また、設置工事の際に配線をミスした為、
想定発電量に届かなかったり、
積雪地域や北陸など晴れが少ない地域など
設定が間違っているなどの可能性もあります。
やはり経験値と実績がここでも左右されます。
■雪落ちが想定外
太陽光パネルは滑りがとてもいい為、想定よりも遠くに雪が飛びますが、
地域性を良く理解していない業者が
設置すると、そういった想定ができずに実際に設置後雪が降ると、
「隣の家の塀を壊してしまった」
「雨樋が壊れてしまった」
「隣の庭の木を傷めてしまった」
「車を傷つけてしまった」
などご近所トラブルに繋がってしまうケースもあります。
積雪地域の経験がある業者は、雪止めをきちんと設置したり、
雪止めの効果を落とさない為に軒先側に雪止めがきちんと機能する屋根スペースを取ったり、
様々な想定をしてくれます。
大手だからといっても販売に力をいれているだけで
下請けにまるなげの会社もありますので、地域の業者を選らんで依頼することが大切です。
■雨漏りするようになってしまった
太陽光発電の設置が急速に増えたことにより、知識や経験が不足している業者が増加。
穴あけ設置などでコーキングの処理が甘かったり、適切でない設置を行ってしまったことにより雨漏りに繋がってしまうケースもあります。
雨漏りは家全体を傷めてしまうのでせっかく太陽光を付けても雨漏り修理の為に、
パネルを外して屋根を修理してから再設置という費用と時間がムダになりかねません。
■いざという停電時に使い方が分からない
実際に停電が起こったときに、
「使い方がわからない…」
というお客様はとても多いです。
いざそういう時にすぐに業者に相談できる環境とは
関わりませんので、いつでも対応できるように
切り替え方法を作成し、ファイルに保管しておくこと。
そして家族全員が場所や方法を把握しておく事が大切です。
■最後に
このように太陽光発電の設置には様々な想定と、地域性を考慮した気配りが必要です。
安いからという理由だけで業者を決めるのはとても危険なことです。
相談するときは、年に何棟やっているのか、いつから太陽光発電の設置に取り組んだのか、
遠慮せずにしっかり聞いてから判断しましょう。